れとろげ。

ファンタジー風創作小説『ようこそ麒麟亭へ』

2009年03月08日

2ndRabbit 第2兎


『炎の術士と旅の基本』


ハントマンと呼ばれる者たちがいる

理想に生き、世界を駆ける
命知らずの者たち

東の大陸に位置する国、カザン
ここには、多くのハントマンが集まってくる

高い理想に燃える者
名誉と富を求める者
そして、正義のために戦う者

今日もまた、ひとりの若者が
町の入り口に立つ

――『セブンスドラゴン (C)SEGA 』より




私の名はシノン
予算も心もとなくなってきたので、クエストをこなすついでに
魔物を倒して路銀を稼ごうと、徒歩で一旦ミロスまで戻ることにしたのだけれど……

「小動物つえー!!」

――それが私の最期の言葉となった。




2ndRabbit 第2兎


名前:フィーディ
職業:メイジ
性別:男 年齢:21歳



2ndRabbit 第2兎「(ガチャン、ガラガラガラ……)」


2ndRabbit 第2兎「……ガチャガチャガラガラうるせー!!
    お前な、どこの世界にいちいち鎧を脱いでカートで引っ張って歩く騎士がいるんだよ!?」


2ndRabbit 第2兎「そりゃあ、年頃の娘が鎧姿でこんな街中を歩くわけにはいかないじゃない。
    みっともない」


2ndRabbit 第2兎冒険者ハントマンなんだからイイんだよ!
    て言うか鎧を引きずってるほうがみっともないだろ。
    まったく、たった一人で魔物相手に
    『ウサギつえー!』『木の実いてー!』『小動物つえー!』
    とか騒いでるナイトがいたんで助けてやったが、
    まさかここまで脳がローカロリーっぽいとは……」


2ndRabbit 第2兎「そんなこと言ったって、こんなうら若い乙女ひとりで勝てるわけないでしょう!
    一度も実戦経験ないのに!」


2ndRabbit 第2兎「え……さらっと衝撃の告白された上に、
    なんで俺が悪いみたいな空気になってんの……?」


2ndRabbit 第2兎「ちなみに馬にも乗れません」


2ndRabbit 第2兎「………。
    なんだって俺はよりによってこんな奴のギルドに……」


2ndRabbit 第2兎「そっちこそ、こんな文句ばっかりのギルドメンバーなんて、
    初期装備の売値が1Gじゃなかったら、とっくに身ぐるみはいで除名してるところよ。
    貴方だって前衛がいなきゃ、炎の術を起動する時間も稼げないんでしょう」


2ndRabbit 第2兎「まぁ、俺だって優秀なギルドの中で肩身の狭い思いをするよりは気が楽だけどな。

    ともかく荷物も届けて報酬も貰ったことだし、装備を買いにいくぞ。
    カザンじゃあナイトのくせに盾よりも先にブーツなんか買いやがって」


2ndRabbit 第2兎「だって可愛かったんだもん。モタ=ボナールの新作デザインだよ?
    あと、高い買い物をする前にまず町中のツボやタンスを調べてまわらなくちゃ」


2ndRabbit 第2兎「は? なんで?」


2ndRabbit 第2兎「だってたまにお金やアイテムが入ってたりするでしょ?
    そういうの先に見ておかないと、『このアイテムさっき買ったのに』とか
    『このお金があったらもう1ランク上のが買えたのに』とか
    後悔することになるんだからね」


2ndRabbit 第2兎「けっきょく見つけたのはゴミばっかりだったけどな」

2ndRabbit 第2兎「失敬な。あのパロの実がなかったら、
    ここに着くまでに貴方も死んでたじゃない」


2ndRabbit 第2兎「えっ……アレ拾い物だったのかよ……おえっ……!」


2ndRabbit 第2兎「ちょっとやめてよ、こんな所でみっともない!
    地元も近いんだから、知り合いに見られて噂とかされると恥ずかしいし」

    あっ、そう言えばフィーディの故郷ってどこなの?」


2ndRabbit 第2兎「話をコロコロ変えるな。どこだっていいだろ。

    カザンの北のほうの……何もないような田舎だよ」


2ndRabbit 第2兎「ふぅん……?」


2ndRabbit 第2兎「そんなことより、当面の課題が見えたぞ。
    このパーティーに足りないのは治癒術者ヒーラーだ。


2ndRabbit 第2兎「ヒーラーかあ。
    姫様がいれば、キュアぐらい使えるんだけどねぇ」


2ndRabbit 第2兎「ちょうどミロスまで来たことだし、誰か手の空いてそうな人を探そうぜ」
    ――あと、出来ればマトモそうな人をな」






「…………」

2ndRabbit 第2兎



2ndRabbit 第2兎


Posted by 白川嘘一郎 at 01:28│Comments(4)
この記事へのコメント
多少マトモなキャラがいないと、ボケ倒して話が進まないのが目に見えるので
ツッコミ役に登場してもらいました。
フィーディーのキャラの掘り下げはまた後のタイミングで。

ちなみに、本当にこの順番でパーティーに加えてゲームを進行しています。
Posted by 白川嘘一郎白川嘘一郎 at 2009年03月08日 01:31
はじめまして。
セブンスドラゴンプレイ中のものです。

>初期装備の売値が1Gじゃなかったら…
私も一瞬ドラクエ3の布の服売り捌きを思い出し
やろうと思いましたが1Gだったのでやめました。
Posted by 帝、帝、 at 2009年03月08日 01:54
うちのメイジさんは、最初に憶えたのがワープ魔法(システム上かなり後まで使用不能)だったせいで、弾避けにしかならないボンクラでした。

これは流石にアレでしたが、バランスがきつめながらも理不尽ではなくて、割とどんな構成のパーティでもやっていける気がするのが流石ですよね。
Posted by snow-windsnow-wind at 2009年03月08日 07:01
>帝、さん
はじめまして。
キャラに愛着を持って欲しいという開発者の意図の表れですかね。
このゲームはこうやって脳内ストーリーとか補完して楽しむものなんじゃないかと思います。

>snow-windさん
ワープ系は世界樹でも鬼門っぽかったので避けました。
うちは前衛がナイトで火力が低いせいもありますが、
メイジは消費マナの割にダメージ大きくて優秀ですよね。
Posted by 白川嘘一郎白川嘘一郎 at 2009年03月08日 17:19
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。