れとろげ。

ファンタジー風創作小説『ようこそ麒麟亭へ』

2008年06月23日

流浪という名の拘束

自分探しの旅、などとよく言うけれど、
 自分も見つけられぬ者に旅など出来るはずもない。
 それほど旅とは過酷なものだ。

 帰る家を持たずさまよう者、
 向かうべき場所を知らずさまよう者、
 向かうべき場所を知ってはいても
 そこに向かう術が判らずさまよう者、
 はたして最も不幸なのは誰?


       ――『ウサギエル書』 第八巻47節



● 私、いわゆるテキストサイト全盛期の少し前あたりから
サイトを作ったり消したりしつつネットの海を流浪して、
一時期SNSなどにも登録していたものの面倒くさくなり、
そろそろ本腰入れてブログでも始めなきゃならんなぁ、などと考えていた折に
ひょんなことからこの「オタクの電脳blog」と御縁が出来まして
庵を構えることと相成りました。
よろしくお願いいたします。(誰もいない部屋で壁のシミに向かって)

ブランクが半端じゃなく長かったので、ウサギエルってなんだよとか
プロフィールの写真は何なのかとか、そもそもいったい何者なのかとか
ツッコミどころは多々あるかと思いますが、
投げっぱなしが基本なので気にするだけ損というものです。


ところで最近じゃ「ジプシー」も差別語だとか言われて怒られたりするのかしらん。
最近ではそれで「ロマ」と呼ぶらしいけど、呼び方変えりゃいいってもんか?
 便所→御不浄→御手洗→化粧室
みたいに、意味が定着しだすと別の忌み語に置き換えるというパターンを続けていくのですか。

形式や形状が流浪流転しているように見えても、
本質というものは、きっとずっと同じところにあるのでしょうね。
と、綺麗にまとめてみたよ。(ベッドの下の輪郭のない気配に向かって)



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Posted by 白川嘘一郎 at 12:23 │ウサギエル書