れとろげ。

ファンタジー風創作小説『ようこそ麒麟亭へ』

2008年11月22日

ガンダム講談

ウダウダしてる間にもう先週の話になってしまいましたが、
こないだの土曜日、
旭堂南半球さんのガンダム講談に行って参りました。

講談というのは日本の伝統芸能のひとつで、
講釈台を扇子でバチンバチンと叩きながら独特の調子で
真田十勇士だとか赤穂義士だとかの歴史物語を聴衆に語って聞かせるというもので、
「続きは次回の講釈で」とか、アニメなどでよくパロディとして用いられていますが、
実際の講談を聞いたことがあるという人はあまりいないのではないでしょうか。

その講談のスタイルを用いて、ガンダムのストーリーを語ってしまおうというのが
このガンダム講談。




今回はランバ・ラルとホワイトベースの死闘の一幕。
聞いてみますとわかりますが、ガンダムのストーリーは意外なほど
講談という芸能にマッチするのです。

現在は富野監督黙認という形ですが、
オタクカルチャーにはまだまだ色々な可能性があるなぁと感じさせていただきました。


ところでこのガンダム講談、最近とみにガンヲタ色が濃くなりつつあるこのオタ電ブログの
ブロガーさんたちが多数参加されておられます。


中でもとりわけ意外なのが『東京魔人學園伝奇』シリーズの今井秋芳監督。
10年前からメディアに一切露出せず、ファンの間でも謎めいた存在として知られ、
どちらかと言えば秋せつらみたいな雰囲気で「やあ、ヨダレ君」とか言ってたりするようなイメージだと思うのですが
普通にこんなところに来てたりするから驚きです。

他にも「ガンダム講談」で検索すると皆さんのブログがヒットすると思うので
ぜひ遊びに行ってみてください。

と他人に丸投げしたところで、本日はこのへんで。   


Posted by 白川嘘一郎 at 21:12Comments(3)路傍のクロニクル

2008年11月15日

阿佐ヶ谷に散る

風邪気味なのを押して阿佐ヶ谷ロフトに『ガンダム講談』を見に行ったのですが、
凄まじい頭痛が治まらないので詳細はまた後日。
強化人間ですみません。


ロフトに貼られていたこの映画のポスターが気になりました。

『ホームレス中学生』
http://homelessga-movie.com/

こんな面白そうな映画を見逃していたとは、迂闊。
東京では早々に公開終了してしまったぽい……。   


Posted by 白川嘘一郎 at 20:14Comments(8)路傍のクロニクル

2008年07月03日

この記事はユダヤの陰謀により削除されました

昨日は山本弘先生のトークイベント
「オカルト番組のウソを暴いちゃえ!2」に参加するため
新宿ロフトプラスワンまで行って参りました。


「あるある」問題などで一般の人にも知られるようになりましたが、
TVのバラエティ番組はヤラセや捏造の宝庫です。
超能力やUFOや心霊といったオカルト関連もまた然り。

詳しくは、『超能力番組を10倍楽しむ本』の中で多く語られておりますが、
このイベントでは実際にVTRや実地調査の様子をこの目で見ることができ、
番組制作スタッフや、インチキエスパーの手口がよくわかります。

カードが垂直に手に張り付いているように見せるため
カメラを傾けて撮影したり、
透視能力者による「ピンクの建物」という予言を当たったことにするため
茶色い建物のカラーバランスをいじってピンクに見せたり、
やりたい放題です。   続きを読む



Posted by 白川嘘一郎 at 13:31Comments(0)路傍のクロニクル

2008年06月20日

とれび庵風流記

ピレネーの山々から南フランスを見下ろすこの場所に庵を構えて、
もう何年になろうか。
麓にあるルルドの泉は、病人を治すという功徳があるらしい。
流石は仏の国と呼ばれるだけのことはある。
ただ、こちらの寺院では何故か卍の印は忌み嫌われるようだ。

……世俗を離れたつもりが、余計なものから遮蔽されている分、
考えたくもない事がより明瞭になる。

富士もピレネーもモンブランも、
遠く離れて見なければその美しさは分からないのだろう。
其処に冷たい雪が降っているならば尚更である。

それでも此処にいるのは、
此処ならば想いが凍ったまま溶けだすことがないからだ。


ルルドの人口はパリの百分の一にも満たないにも関わらず
宿の数はパリに次いでフランス国内二位だと言う。
人は奇跡や祈りの為ならどんな場所にでも行けるのに、
其処でも満たされることはまずない。

ここから見上げる星空は美しく感じられようとも、
辿り着いてみればやはりそこも、暗く冷たく孤独な場所なのだろう。




晩年はそんな暮らしをしたい。
以前書いた屋敷とメイドは、身寄りのない美少年でも引き取って彼に譲り、
自分は粗末な庵に隠居します。庵の号は“とれび庵”。


そんなふうに孤独を愛する私だと言うのに、
最近のゲームはやたらと他人との通信を強要してきます。
その機能を使わないと手に入らないアイテムがあったりするのです。
ゲームですら、ゲーム世界の中ですら、友達のいない人間は差別されるのでしょうか。
まったくもって嫌な世の中だよ。   



Posted by 白川嘘一郎 at 17:36路傍のクロニクル

2005年05月01日

戦うパリジャン

週刊モーニングで惣領冬実(『ES』描いてた人)の
15世紀イタリアもの『チェーザレ』、
週刊マガジンで幸村誠(『プラネテス』描いてた人)の
ヴァイキングもの『ヴィンランド・サガ』と、
西洋史ものの漫画の連載がいろいろ始まって嬉しい限りです。


ヴァイキングと言うと、われわれは北の海を航海している姿を思い浮かべがちですが、
セーヌ川をさかのぼってパリにも幾度となく侵攻を繰り返していたことはご存知でしょうか。

当時の国家は、フランスの前身とも言える西フランク王国。
パリはその政治の中枢ではなく、地方都市のひとつに過ぎませんでした。
そのためパリの民は、自分たちの力で自らを守ることを強いられました。

こうして培われたパリ市民の自治精神や、
南仏地方との危機管理意識の温度差が、
後のジャンヌ・ダルクの百年戦争や
(今でこそフランスの首都であり象徴とも言えるパリですが、百年戦争時はむしろイングランド王家寄りで、ジャンヌを敵視していた)、
フランス革命の動乱へと結びついていくのです。

歴史を調べていて面白いところは、一見何の関係もなさそうな事柄が、
このように時を隔ててパズルのように繋がっていくところですね。   


Posted by 白川嘘一郎 at 00:00路傍のクロニクル